
筑波大附属駒場高校へ進学
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福島 千洋
憧れの筑波大附属駒場高校
合格を叶えたのは、前向きな学び
入塾して学年1位に
志望校を決定する時期は人それぞれ。早くから決めている生徒もいれば、迷いに迷って入試直前に決断する生徒もいます。福島千洋くんが筑波大附属駒場高校に憧れ始めたのは、小5から。その意思を強く持ち続け、努力の末に合格を手にしました。
「姉も塾で学び国立大学の附属高校に合格したのを機に、自分も頑張ってみようと決心しました。ただ、学力的に自信があったわけではなく、自分から進んで勉強する習慣もありませんでした」と福島くんは振り返ります。
中学進学後もそれは変わらず、目標としていた学年1位にもなかなか手が届きませんでした。しかし、中2になる前の3月に入塾し、そこから今までの学習習慣が大きく変わりました。塾で一緒に勉強する仲間がいるため、テスト2週間前には授業がなくても自習室で勉強。ワークを何度も繰り返すようになり、その結果、成績は急上昇しました。学年トップを取れるようになったのです。
超難関コースの確認テスト満点に挑む
福島くんが勉強への意欲をさらに加速させたのは中3の4月。高校入試合格オリエンテーションなどの塾のイベントが、自然と気持ちにスイッチを入れてくれました。さらに超難関コースを受講し始めてからは、より一層、学習への熱が強くなっていきました。
「校舎の先生方も勉強のやる気を高めてくれていましたが、超難関コースはそれ以上に学ぶ仲間と学習内容がハイレベルなことに感化され、合格を目指してここで思いきり頑張ってみよう!と覚悟を決めたのです」
超難関コースの受講を始めた5月からは、大好きなゲームも封印。そこに何の躊躇も感じなかったのは、超難関コースで勉強する充実感がゲームの面白さを大きく上回っていたからです。それまでのテスト前2週間集中型から大幅に増えた学習時間。超難関コースにはボリュームたっぷりの宿題があり、そのうえ確認テストもあるため、ただ宿題をこなすのではなくしっかりと学習内容をマスターする必要がありました。そんな中でも福島くんは、勉強の質を高めることも忘れません。その結果、超難関コースの確認テストでトップを獲得しましたが、決して気を緩めませんでした。
「優秀な仲間が多い超難関コースでの1位は嬉しかったですが、同じ志望校を目指すライバルたちと戦うためには、ここで満足するわけにはいきませんでした」
そこで目指したのは、確認テストで満点を取ること。日々の学習においても、ミスした問題を細かく分析し、間違えた理由を洗い出して補強に注力しました。復習を完璧にしたつもりでも、
満点を取ることは簡単ではありません。あえて高いハードルを設けて、超難関校の中でも最難関といえる筑波大附属駒場高校へのモチベーションを維持しました。その頑張りは少しずつ実り、数学の確認テストで何度か満点を取れるようになっていったのです。
過去問が解けない辛さを諦めない心で乗り越える
やがて1学期が終わり、夏合宿に参加。ここで福島くんがこだわったのは、確認テストを解くスピードでした。超難関校の入試問題は長文や計算問題の量が多く、速く正確に解答することが求められていたからです。しかしスピードにこだわるあまり、思わぬところで文章の読み間違いや計算ミスをし、不合格となることもありました。本来なら落ち込んでしまうところでも、仲間やリーダー・教師たちのエールが支えとなり、成長へと繋がりました。
夏合宿後すぐに取り組んだのが、過去問です。今まで超難関コースや夏合宿で一生懸命に勉強してきた自信から、ある程度の点数は取れると思い挑戦したものの、数学は20点台。さらにこの頃に受けた駿台模試の合格判定も、衝撃的な低さだったのです。あれほど頑張ってきたのに…と、想像していた以上に第一志望校への高い壁を感じました。ただ、今まで塾で学ぶ中で、諦めない心が育っていた福島くん。一瞬落ち込みましたが、これから巻き返せば過去問もまだ十分に解ける実力がつくと思い、2学期以降の勉強にもモチベーションを下げることなく取り組むことができました。
合格への手応えを感じた入試
そして季節が変わり、冬の超難関正月特訓がやってきました。ここで取り組んだのは、早慶附属校の過去問。筑波大附属駒場ほどではないものの、ハイレベルな問題です。ですが、この段階で早慶の過去問に対応できる学力がついていなければ、筑波大附属駒場には歯が立たないということになります。そんな不安の中で出た結論は「やるしかない」。予習で過去問を何度も解き、解法を頭の中に叩き込みました。
「超難関正月特訓では早慶の過去問特訓以外に自由時間が設けられていたので、その時間で夏に全く解けなかった過去問にチャレンジしたところ、以前より問題が解けるようになっていたのです」
1つの問題に様々な単元の学習内容が盛り込まれ、その解法が見つけにくい筑波大附属駒場の過去問。しかし、2学期の超難関コースと正月特訓で実力がついたことを確信しました。
3学期に入るとすぐに、超難関校の入試が始まりました。福島くんはほとんど緊張を感じることなく力を発揮することができました。筑波大附属駒場高校の入試では、数学で過去問にはない難しさを感じましたが、その不安が後の科目に影響を与えることもなく、全科目終了後には合格の手応えを感じました。結果は見事に合格!筑波大附属駒場の他にも開成・慶應志木・早大本庄など、名だたる超難関校にも合格を果たした福島くん。小5から目指し続けてきた念願の志望校合格を実現し、高校生活を楽しみながら、3年後の大学入試に向かって新たな闘志を燃やしています。
