慶應義塾高校へ進学

その他の合格校
川越東高校
合格

大城 哲くん

熱いやる気と懸命な努力で大きな夢を掴む!

苦手な勉強でもやる気を燃やせた

やる気を燃やして勉強に取り組む。その大切さは、機会があるごとに聞かされてきたことでしょう。しかし、時には「いくら頑張ってもあの学校に合格するのは難しいのでは」と諦めたくなるときもあるはずです。それでも全力で努力を続ければ、必ず志望校に合格できる。そう信じて疑うことなく受験勉強に取り組み、思い描いた通りの結果を出した仲間が数多くいます。大城哲くんもその一人です。
大城くんがこの塾に入ったのは小6の3学期末。「小学生のときは勉強が大の苦手でした。そのため、中学に行けばさらに難しくなって授業についていけるかどうか不安に思い入塾しました」と話します。ここで出会ったのは、わかりやすく楽しい授業を行う熱血教師と一生懸命に学ぶ仲間たち。気がつくと夢中で勉強し、初めての定期テストでは目標を達成することができました。

教師の後押しで超難関コースを受講

それ以降の定期テストでも納得のいく成績を取り続けた大城くん。中3になる頃には超難関校と呼ばれる高校を意識するようになります。それで「超難関コースを受講したいと校舎の先生に相談したのです。自分では頑張っているとは思いながらも、超難関校に合格できる偏差値には達していないことはわかっていました。だからこそ、挑戦したいと思いました。」
返ってきた答えは「よし!だったら頑張ってみよう!」との言葉。その言葉に再びやる気の火がついた大城くん。足取りも軽く、超難関コースに通い始めます。しかし、そこで待っていたのは超難関コースならではのハイレベルな授業。得意だと思っていた数学も今まで経験したことのないような難しさに直面しました。英語についてはマスターしないといけない英単語や熟語の量に圧倒され、もともと苦手だった国語の読解問題はまったく歯が立ちません。その結果、超難関コースに通い始めた頃の席順は後ろの方になってしまいました。それでも、「努力すれば必ず成績は上がる」という信念は揺らぐことはなく、課題なども丁寧に取り組みました。結果はすぐに確認テストの点数に現れました。席順はどんどん上がり、1学期の末には上位の席に座るようになっていったのです。

夏合宿以降もますます勉強への意欲を高める

そうした中で、大城くんがさらにやる気を燃やしたのは夏合宿でした。発表された予習範囲は想像以上のボリューム。しかし、その量に対して気が滅入ることはありませんでした。すべてをやり終えることでまた一つ、前進できると思えたからです。
「目標は確認テストをすべて終わらせること。しかし、それは達成することはできませんでした。得意の数学ではスペシャルステージに進んだものの、それを全部解き終えることはできず、順位も真ん中よりやや上で悔しさが残りました。予習はやり切ったものの、一つひとつの問題を解くのに精一杯で理解が浅かったことを反省し、それを今後の学習に活かそうと思いました」
夏合宿が終わるとその緊張感から解放され、少し気が緩んでしまう生徒もいます。でも大城くんはちがっていました。今度は超難関コースの課題が待っていたのです。残っていた夏休み期間も無駄にせず、黙々と勉強に取り組む日々が続きました。もちろん勉強時間は今まで以上に増えていました。次の目標は2学期の最初にある北辰テスト。そこで超難関校合格にふさわしい高い偏差値を取ろうと心に決めていました。
「臨んだ北辰テストは、国語以外は確かな手応えを感じました。もともと読解問題が苦手だったこともあり、何とかここで挽回しようと問題に取り組んだのですが一問一問を解くのに時間がかかりすぎて最後まで終えることができませんでした」
結果は以前よりも偏差値が上がったものの、目標としていた数値には達しませんでした。でも、テストを受けたことで大城くんにはこの原因も、これから何をすればいいかも明確にすることができました。そして国語の公立高校の過去問を時間配分を意識しながら解いていくトレーニングを開始したのです。成績が思っていた結果ではなくても落ち込んで立ち止まることはありませんでした。どうすれば前に進めるかを考え、全国の公立高校の過去問集を開き、一日一都道府県、国語の過去問を時間内で解いていきました。その中で時間配分もわかってきた大城くん。次の北辰テストでは、国語の点数も大きく伸ばすことができました。

合格であらためて実感した努力の大切さ

秋から冬へ。着実に超難関校に通用する学力をつけていった大城くんが、強く心に誓っていたのは早慶附属高校か、県立トップ校の合格でした。「ただ、その前に果たしておきたかったのは夏合宿のリベンジでした。超難関正月特訓では何としても確認テストを全枚数終了させたかったのです」
範囲は超難関校の過去問が中心。予習を進める中で数学は順調な仕上がりを感じながらも、英語と国語に苦戦していました。不安と闘いながらやる気を燃やし続けることができたのは、遅くまで校舎に残って自習を続ける仲間の存在でした。お互いに励まし合い、競い合って過去問を解く中で、時間を無駄にすることなく勉強を続けることができました。そして正月特訓では目標としていた通りに確認テストを全て終えることができたのです。
しかし、達成感に浸る余裕はありませんでした。すぐに超難関校の入試が始まるからです。油断することなく入試日まで学習の手を抜かなかった大城くん。慶應義塾高校の入試では前日に入試会場近くのホテルに宿泊し、勉強を続けました。「試験当日は緊張することなく、いつものペースで試験に臨むことができました。数学や英語はもちろんですが、国語が思っていた以上にいい感触でした」結果は合格。努力は決して嘘をつかないと感激の中であらためて実感しました。今、大城くんはその想いを決して忘れることなく、部活と両立しながら日々勉強を続けています。